2012年5月4日金曜日

Reversed Halo Sign

CHESTからReversed Halo Signのレビュー
Reversed Halo Sign: High-Resolution CT Scan Findings in 79 Patients

Reversed Halo Signは器質化肺炎(OP)に特徴的とされてきたが、感染症や肺塞栓症など多くの疾患でも認められ、OPに特異的サインではないと最近の教科書にも書いてある。
この論文では 各疾患でみられるReversed Halo Sign(RHS)の特徴をreviewしている。
RHSの定義はすりガラス影が2mm以上の厚さを持った壁(consolidation)で3/4周以上囲まれている事。

・RHSの壁に結節が認められるものや内部のすりガラス影に結節を認めるものは肉芽腫性疾患を疑わせる。(結核とサルコイドーシスで見られたRHSすべてに結節が認められた。)

・RHSの壁に結節が認められたのは肉芽腫性疾患だけだった(結核、クリプトコッカス、パラコクシジオイデス症などの感染症含む)


パラコクシジオイデス症のRHS
多発している










結核のRHS
壁に結節が認められる










侵襲性肺アスペルギルス症のRHS
壁が厚い

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