MR Imaging Evaluation of Perianal Fistulas: Spectrum of Imaging Features
・MRIシークエンスのポイント
始めにT2強調画像(FSE)矢状断を撮影する。これによって直腸に平行な冠状断と直腸の軸位断を得る事ができる。
脂肪抑制T2WIで膿瘍やtractが描出できることが多い。
・痔瘻の分類
1) Parks分類
外科分類で直腸の冠状断面において内外括約筋(特に外括約筋がポイント)と瘻孔の位置関係でA~Dに4つに分類する。
A:Intersphincteric(括約筋間)
B:transsphincteric(括約筋貫通)
C:suprasphincteric(上括約筋)
D:extrasphincteric(括約筋外)
2)St James's University Hospital分類
放射線科医による分類。軸位断が基本なのでとっつきやすい。原発口だけでなく、2次口と膿瘍の有無で5つに分類。Grade1:Simple linear Intrasphincteric Fistula
tractは常に内外括約筋の間にあって 外括約筋に包まれている。
Grade2:Intersphincteric Fistula with an Abscess or Secondary Track
括約筋間に原発口と2次口或は膿瘍があるが、二つは交わらない。
Grade3:Transsphincteric Fistula
内外括約筋を貫いて坐骨直腸窩、坐骨肛門窩を皮膚まで下降。
Grade4:Transsphincteric Fistula with an Abscess or Secondary Track in the Ischiorectal or Ischioanal Fossa
2次口や膿瘍と交通するもの
Grade5: Supralevator and Translevator Diseases
肛門挙筋付着部より上まで膿瘍が及んだもの。稀。
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